1コースの1着率をどう読むか
1コースの1着率
1号艇が1コースの場合の1着から舟券を購入しているヒゲじじいです。
競艇予想の仕方を説明しているサイトの多くは、ヒゲじじいと同じように1号艇が1コースの場合を予想の軸として捉えるように指南しています。
※競艇ではマエヅケという進入方法があり、すべての1号艇が1コースに入るとは限らないので、ここでは誤解のないように「1号艇が1コースの場合」と表記しています。
その根拠は、競艇では1号艇が1コースの場合の1着率が驚異的に強く、一部の競艇場を除いて軒並み50%を超えています。中には60%を超えて70%にも届きそうな競艇場もあります。
これを見れば、1コースから買わなければ競艇は当たらないといったくらいで、競艇の必勝法を説いているどのサイトも、声を揃えて1号艇(1コースの場合)からの舟券を推奨するのもうなずけますよね。
でも、実はその1着率はそのまま鵜呑みにすることはできないんです。
というのも・・・。
1コースの1着率はあくまで平均値
1コースの1着率が60%を超えているような競艇場の場合、12レース中60%というと、1日のうち約7レースの1コースが1着になっているという計算になります。
これはもう、闇雲に1コースからの狙い撃ちで舟券を買っても儲かりそうな感じがしますよね。
でも1コースの1着率を鵜呑みにして、すべてのレースを1コースから買うなんてことはしないでください。
例え1コースの1着率が60%超えのレース場と言っても、これはあくまで平均値です。その平均値は、「最近3か月」のデーターとしてオフィシャルサイトが発表しているもので、最近3か月におこなわれたレース結果の平均です。
平均値というのは、毎日12レース中の60%で1コースが1着になるということではありません。極端にいうと、12レース全部が1コースが1着になることもあれば、12レースやっても1コースが一度も1着にならないこともあるということです。
たまたま貴方が1コースの1着狙いで勝負した日に、平均値の60%前後1コースが勝ってくれれば、かなりの儲けは出るでしょう。しかし、1回も1コースが勝つことなく終わってしまう日に勝負していたら、すべて不適中に終わってしまいます。
1コースの1着率を鵜呑みにしてはいけない実例
極端な例を挙げましたが、実際に1コースの1着率が高い競艇場でも目を疑うような結果が出ています。
例えば、直近の3か月で1コースの1着率が63%を記録していた徳山競艇場でも、こんな結果の日もあります。この日は12レース中1号艇はすべて1コースを取っていながら1着になったのはわずか3レース。
1着率は25%という結果に終わっています。
その一方、12レース中11レースが1号艇が1着なんていう日もあります。というか、12レース全部1号艇が1着ということも、そう珍しいものでもありません。
このように1コースが強いといわれている競艇場でも、それを鵜呑みにすることはできません。その日その日でレースに仕込まれている何かをしっかりと読み込む力も身につけなくては、前者のような悪夢のような洗礼を受けてしまうこともあります。
1コースの1着率をそのまま鵜呑みにするこは危険をはらんでいることも、しっかりと肝に据えて番組表を読み解く力を付けていくことが必要です。どのレースで勝負するか?どのレースは見送るかのメリハリをつけて舟券を購入してください。
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